小顔になれるって本当なんでしょうか。本人の基準であるとか、他人の基準であるとかがありますから、一概には言えません。頭の大きさや形状が、僅かではありますが、変わっているのは確かです。
ここで皆さん!頭の形や顔の形が日々変わっているのを意識できたことがありますか?
意識できていないと思います。女性の中には、日々『顔が調子良い』とか『顔の調子が悪いとか』を感じておられる方は沢山おられます。『今日は眼が大きい気がする』とか、『顎のラインがシャープな気がする』とかいった具合です。だからといって、顔面頭蓋や脳頭蓋が動いているなどと意識している方は殆んどいません。せいぜい、むくみが有るか無いかくらいの変化ではないでしょうか。。
逆に言いますと、この程度の動きや変化が、日常の身体の変化であり、顔の大きさの変化なのです。ところが、傍から観たときに、いつもより綺麗にみえたり、健康そうにみえたり、朗らかに映えてみえる時があります。こんな時は、骨格もしっかりと本来のご自身の完璧な生理バランスの中に留まっているのでしょう。
これがいつもより、顔色が悪いとか、姿勢が悪いとかいった具合にみえる時は、体調が悪く、骨格も、いわゆる歪んだ状態になっていることでしょう。
特に顔の場合は、顔面頭蓋の歪みは顔のむくみを助長します。また頚椎の歪みも然りです。顎のラインは消え、姿勢が悪くなり、気分よさそうには決して見えません。あくまで印象の世界ですから、どこが何センチ違うなどといったことは言っていません。ただそう見えるということです。大切なことは本来のご自身の最良の健康状態であると言うことではないでしょうか。
その意味では、残念ですが小顔なんてあり得ません。
【小顔にはマッサージ】
ところで、小顔にマッサージは有効でしょうか。血液の循環をよくしたり、リンパの循環をよくしたりするに当たっては、非常に有効なのです。これが小顔に繋がるかどうかは別です。朝起きた時に、顔がむくんでいるは、誰でも経験しています。時間と共に腫れも引いてきますが、頭に昇った血液が、上手に心臓に戻っていないのです。風船のように膨らんだ首から上は、眼は腫上がり、ほっぺはパンパン、頬は垂れ下がり、まるで皆さんの理想とは、かけ離れたものです。ここにマッサージを加えることで、血液の循環を促し、頭部に昇った血液はスムーズに心臓に戻ります。
小顔を作るマッサージに大切なことは、血液を心臓に戻すということです。これには、多少なりとも解剖学の知識が必要です。これを知っていることが、マッサージを効果的に作用させるための重要な要素の一つとなるのです。ご自分でマッサージを行う時も、これを知っているのと、知らないのとでは、効果は雲泥の差です。どれほど差がつくのかといえば、これは判りません。。
まず大切なことは、血液の循環です。心臓を出た動脈血は大動脈を通って、頚動脈と椎骨動脈を抜けて脳に向かいます。頚部の筋肉の状態によっては血液の流れはスムーズにもなるし、その逆にもなるのです。また血管の柔軟性にも左右されるわけです。動脈硬化です。難なく脳にたどり着いた血液は、脳に酸素やブドウ糖を供給します。これによって、脳はしっかりと働けるわけです。いずれ、血液は老廃物を受け取り、静脈血としてまた心臓に戻ってきます。ここで、脳では、静脈洞と呼ばれる血液の湖にいったん溜り、ここから頚静脈に入って心臓へと向かいます。この時に、頭蓋骨の隙間を通って頚部の静脈に入るのですが、ここを頚静脈溝といいます。ここの状態がとても大切なのです。
異常な頚部の筋緊張や歪みは血液の戻りを阻害してしまいます。顔や頭からは血液が戻ってこなくなるのです。戻りにくくなるのです。むくんだ状態から逃れられない状態です。これらの情景を上手に改善する事が、小顔を作るマッサージの第一歩かもしれません。王道や裏技はここに隠れているのです。
マッサージの方法は沢山ありますが、ご自分で手軽に行うマッサージは、やはり頭と首の境目です。上部の頚椎と後頭部の骨の連結部分ですが、まずは、首のストレッチが重要かと思います。頚部の筋肉の間には、沢山の静脈があります。この静脈を通って水分が心臓に戻るのですが、筋肉の異常な緊張や左右さは、静脈のスムーズな働きを阻害して、むくみの原因の一つとなります。頚部の筋肉の正常化は、頚椎の正常化を同時に要求し、更には、全身の骨の状態や、筋肉の状態まで及んでいく必要があるのです。
『小顔』と一言で言いますが、実はそれを実現するには、全身的な健康状態が、まずは最優先であるのです。 これを無視して、顔の大きさのみを追求していったら、その先どうなるかは、想像の域を超えています。どう考えても、体にいい訳がありません。(医療で行う手術は別です)
顔の大きさ自体は、さほど変わることはないのです。全身的な変化や、健康状態があって、はじめて実現されるのが、いわゆる『小顔』で、観る者を驚かせ、大変美しく見せるのではないでしょうか。。考え方次第なのかもしれません。